なぜ、腰痛体操に腹筋と背筋のトレーニングが含まれるか?

腰痛体操とは? という記事で、腹筋と背筋などの筋力強化が腰痛体操の大事な部分を成すというお話をしましたが、ではなぜ腹筋、背筋が腰痛体操で大事なのでしょうか。

腰痛の原因の一つに腰椎の湾曲があります。腰椎とは人間のいわゆる背骨と言われる脊椎の下部にあたるところで、S字型をしている脊椎のちょうどカーブのところにあたります。



ここの湾曲が腰痛の原因のひとつなわけですが、この腰椎を支えているのが腹筋、そして背筋なのです。

腹筋が弱くなると、腰椎を支える力が弱くなって、前方への湾曲がひどくなってしまい、腰痛の原因になります。肥満や妊娠後など、おなかがでているときに腰痛になりやすいのもここに原因があるようです。

腰椎をなるべく変形しないようにするには、ある程度の腹筋・背筋力が必要なのです。ここから、腰痛体操に腹筋・背筋強化メニューが加えられるようになったのです。

腹筋・背筋は最も重要な部分ですが、さらにお尻の筋肉や下肢筋を鍛えるとさらに効果的となります。

これらの筋肉の効果的なストレッチと強化が、腰痛の予防・改善につながるというわけです。

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